40代から一生できる仕事を見つける!未経験でも転職を成功させるコツ
2024.09.24
40代で転職をする場合には「一生できる仕事」を探したいとお考えではないでしょうか?
40代は自身の持つスキルや希望するキャリアの方向性が、ある程度変化してくる時期です。
そのため、転職をしてそれを一生の仕事にしようと考えたら「面接に通るだろうか?」「スキル不足ではないだろうか?」「将来も安定して稼げるだろうか?」などさまざまな疑問や不安を感じることでしょう。
特に、40代で転職をする際には、仕事の選択肢が狭まることもあり、なおさら慎重に考える必要があります。
だからこそ、この記事では40代から始められる一生できる仕事について解説します。
Contents
1. 40代から一生できる仕事を選ぶ際に外せない4つの条件
本章では、40代から一生できる仕事を選ぶ際に外せない4つの条件をご紹介します。
すべての条件を完璧に満たす職場を見つけることは難しいかもしれませんが、求める条件を事前に把握しておき、より条件に合った転職先を見つけられるよう工夫してみましょう。
1-1. 十分に収入を得られる
転職先を探す際に特に重要となるのは、生活水準に見合った給与を受け取れるかどうかです。
これまでの生活水準を維持するためにも、できるだけ現職と同等、もしくはそれ以上の給与を受け取れる仕事を選ぶ必要があるでしょう。
また、転職直後は一時的に現職よりも給与が下がったとしても、成果や資格取得、勤続年数などで昇給・昇格する例もあります。
スタート時の金額だけにこだわらず、長期的な視点でどのくらい給与が増えていくかも考えておきましょう。
1-2. 勤務体系が希望とマッチしている
40代から一生できる仕事を探すうえで、勤務体系が希望とマッチしているか(ワークライフバランスが取れる職場かどうか)も重要なポイントです。
・子育てや親の介護をしているため、時短勤務や在宅勤務できる職場がよい
・家庭の事情で土日休みのところや、夜勤がない職場がよい など
転職先の企業が、ワークライフバランスに配慮した制度を実施しているか、その利用実績はどうかなどを事前に確認しておきましょう。
1-3. 体力に過度な負担がかからない
体力は年齢とともに落ちていくため、一生できる仕事を探す際は、体力に過度な負担がかからない仕事を選ぶことも大切です。
たとえば、介護職は40代でも需要のある職種ですが、体力を必要とするため人によっては「自分には向かない」と感じる方もいます。
体力的に負担の大きな仕事に就いてしまうと、将来的に体調を崩してしまい退職……といった可能性もあるため、転職希望の業種のことを事前に理解し、自身に見合った無理なく働ける仕事を選ぶとよいでしょう。
1-4. 将来的に安定して稼げる
40代の方が長く仕事を続けていくには、20~30年間先まで安定して収入を得られる仕事を探す必要があります。
技術革新のスピードが早いため、20年・30年先を見通すのは簡単なことではありませんが、長寿化が進むなかでの介護関連の仕事や人に何かを売る営業職については、将来的になくなる可能性が低いと考えられます。
転職先を選ぶ際は、経済情勢や国内で起きている出来事を踏まえ検討してみるとよいでしょう。
2. 40代から一生できる仕事3選|仕事内容・スキル・年収・将来性を解説
本章では、40代から一生できる仕事を3つご紹介します。
それぞれ、仕事内容・スキル・年収・将来性などを解説しておりますので、ぜひ転職活動の参考にしてください。
2-1. ドライバー職
40代から一生できる仕事の候補として挙がるのは、ドライバー職です。
研修制度が充実している企業が多く、経験者はもちろん未経験からでも挑戦しやすいことが特徴に挙げられるでしょう。
2-1-1. 仕事内容
ドライバー職の主な仕事は、乗客や荷物を目的地まで安全に運ぶことです。
役員運転手・タクシードライバー・バスドライバー・トラックドライバーなど多岐に渡り、それぞれで業務内容や必要な資格が異なります。
携わる職種によって勤務時間や休日など働き方が異なるため、詳細を確認しながら自身に合った転職先を見つけることが重要です。
2-1-2. 必要なスキル
ドライバー職に必須となる資格は、該当する車種の運転免許です。
たとえば、役員運転手やタクシードライバーの場合は「普通自動車第二種運転免許」を、トラックドライバーであれば「中型・大型自動車運転免許」などを必要とします。
ただし、企業のなかには資格取得支援制度を設けているところがあり、該当する免許を所持していなくても応募可能なケースもあります。
運転免許以外に必要なスキルとしては、車を運転することが好きという点も挙げられるでしょう。
他にも、タクシードライバーはお客様と接する機会が多くコミュニケーション能力が求められますし、トラックドライバーは長距離運転を得意とするなど、携わる職種によって求められるスキルは異なります。
2-1-3. 年収
ドライバー職は多岐に渡り、それぞれで給与や働き方が異なるため、勤務先・経験・求められるスキルや資格によって年収にも違いが見られます。
たとえば、タクシードライバーの平均年収は419万円といわれています。
ドライバー職のお仕事をお探しの方は、まずは携わる職種を絞り込んだうえで年収の相場を把握し、より条件に合う転職先を選択するとよいでしょう。
2-1-4. 将来性
ドライバー職にもさまざまな種類が存在しますが、将来的にも需要が継続するものと考えられます。
ネットショッピングの普及によりトラックドライバーの需要は増加していますし、役員運転手も会社の社長や役員がいる限り、将来的になくなることはないでしょう。
ドライバー職も働き方の改善がおこなわれており、性別を問わず働きやすい環境づくりに取り組む企業も増加しているため、将来性だけでなく働きやすい環境もより整備されていくはずです。
2-1-5. 40代の方には役員運転手がおすすめ
40代でドライバー職への転職を希望される方は、役員運転手がおすすめです。
役員運転手には、運転技術だけでなく高いビジネスマナーも求められるため、40代の方はこれまでの人生経験を生かして働くことができます。
研修制度が充実しているため、未経験からでもチャレンジしやすいことも特徴といえるでしょう。
また、企業などで役職に就く方が主なお客様となるため、他のドライバー職と比べても報酬が高めに設定されていることが多く、状況に応じて臨時ボーナスが入るなど他のドライバー職よりも高収入を狙える可能性もあります。
2-2. 介護職
介護職は、老人ホームやデイサービスなどの介護施設にて、高齢者や障害を持つ方のサポートなどをする仕事です。
40代からでも携わりやすく、自身の頑張り次第で未経験からチャレンジしてもスキル・キャリアアップが望めることが魅力の一つといえるでしょう。
2-2-1. 仕事内容
介護職は、老人ホームやデイサービスなどの介護施設に就職し、高齢者・障害者の方を対象とした身体的な介助や食事の介助、日常生活のサポートなどをおこないます。
仕事に携わるうえでの体力面の心配はありますが、40代・未経験からでもチャレンジしやすい職種の一つといえるでしょう。
仕事内容は勤務する企業によって異なるものの、年齢・経験・資格を問わずに募集している求人も多いため、情報収集を徹底すれば自身に合った転職先も見つけやすいといえます。
2-2-2. 必要なスキル
介護の仕事に携わるうえで、介護職員初任者研修の資格はほぼ必須となります。
企業によっては研修制度や資格取得支援制度を設けているところもあるため、もし介護に関する資格を取得していない場合は、研修制度や資格取得支援制度を設けているところに応募するとよいでしょう。
また、介護に関連する資格はケアマネージャーや介護福祉士など多様に存在し、該当する資格を取得するほどにキャリアアップも目指せます。
2-2-3. 年収
介護職にもさまざまな働き方があり、それぞれで年収に違いが見られます。
たとえば、施設介護員の平均年収は371.4万円です。
ただし、超高齢化社会に突入している日本では介護職の需要はより高まっており、介護職に関する給与や働き方の改善も実施されています。
介護の上位資格を取得できれば、より安定した収入を得ることもできるでしょう。
2-2-4. 将来性
超高齢化社会の日本において、介護職はそのニーズが年々高まっています。
40代でも貴重な戦力として迎え入れられ、体力が続く限りは長期的に働くことも可能です。
介護職にはケアマネージャーや介護福祉士といった職種もあるため、必要な資格を取得しキャリアアップできれば、体力に関係なく長期的に業界に携わることもできるでしょう。
2-2-5. 資格取得支援制度を活用してキャリアアップを目指そう
介護に関する現場では、介護スキルや専門知識が求められます。
そのため、介護に関する上位資格を取得できれば、現場を指揮するリーダーとして長く介護業界に携わることができます。
介護業界は未経験からの入職者のスキルアップを目的とした教育制度が充実している企業が多いため、努力次第でスキル・キャリアアップを望める可能性が高いことも特徴に挙げられるでしょう。
2-3. 営業・販売職
営業・販売職は、どちらも「顧客に商品やサービスを売る」という役割があります。
厳密にいうと仕事内容や求められるスキルは異なりますが、いずれも40代ならではの特徴を生かした働き方が可能です。
2-3-1. 仕事内容
商品やサービスを売ることが営業・販売職に共通する主な役割ですが、両者には「顧客の購入意欲の有無」や「業務範囲の広さ」といった違いがあります。
営業職は購入意欲の薄い方も対象としてアプローチしていく必要があるため、業務に携わる難度は高いといえます。
顧客の種類や仕事内容に違いがあるため、より自身に合った職種を選択することが重要です。
2-3-2. 必要なスキル
営業・販売職ともに必須となる資格はありませんが、商品知識やプレゼン能力など、求められるスキルは多数存在します。
特に、お客様と接する機会が多いため、お客様の言葉の意図を汲み取って会話する能力・丁寧な言葉遣いや所作が求められる仕事といえるでしょう。
2-3-3. 年収
営業・販売職の勤務先は多岐に渡り、それぞれで給与に違いが見られます。
たとえば、自動車営業の平均年収は533.5万円・住宅営業は579.5万円・スポーツ用品販売は361万円とのデータがあります。
参考:厚生労働省 職業情報提供サイト jobtag「自動車営業」
厚生労働省 職業情報提供サイト jobtag「住宅営業」
厚生労働省 職業情報提供サイト jobtag「スポーツ用品販売」
営業職のほうが、歩合制で成果を出すほどに給与が増加する仕組みを採用している企業が多いため、努力次第で高収入を得ることができるでしょう。
ただし、給与額や給与の仕組みは、勤務先や経験・実績などで大きく変化するため、事前に詳細を確認しておくことが重要です。
2-3-4. 将来性
ネットショッピングなどの普及により、実店舗を置かずに商品を販売する企業は増加しています。
しかし、商品を売るうえで営業・販売職は欠かすことのできない職種のため、完全になくなることはありません。
特に、自動車など高額な商材を購入する場合は、不安を払拭し少しでもお得に商品を購入するためにスタッフへ相談する顧客は多いでしょう。
世の中のニーズを理解し、需要のある業種へ転職できれば、長く仕事に携わることができるはずです。
2-3-5. 40代の方には自動車などの高額商材がおすすめ
40代の方は、自動車・保険・不動産など、高額な商材を取り扱う企業に就職することで年齢の強みを生かせます。
(高額商材は、年代的に落ち着きや経験が必要とされるケースが多く、説得力のある言葉で顧客獲得を目指せる)
扱う商材が高額なほど得られる給与も増加する傾向にあるため、仕事をものにできれば、安定した収入のなかで長期的に働くことができるでしょう。
3. 一生できる仕事を探す前に40代の方が意識すべきこと
本章では、40代の方が一生できる仕事を探す際に意識すべきポイントをご紹介します。
未経験の業種にチャレンジする方・ブランクのある方・資格を保有していない方は、転職時にある程度の妥協や努力を必要とすることもあります。
これまでの自身の経験を振り返り、より自身に合った転職先を見つけてみましょう。
3-1. 求める条件に優先順位をつける
収入・福利厚生・勤務地・勤務時間や休日など、転職時に希望する条件は人によって異なります。
ただし、これらすべての条件を満たした転職先を見つけることは難しいでしょう。
20代・30代に比べると40代は求人数そのものが少ない傾向にもあるため、あまり転職の希望条件にこだわりすぎず、優先順位をしっかり絞り込んでおくことが重要です。
3-2. 正社員以外の働き方も視野に入れる
正社員にこだわりすぎると就職先の選択肢が狭まる可能性もあるため、パート・アルバイト・契約社員など、正社員以外の勤務形態も視野に入れてみましょう。
スキルや経験が乏しい場合は、最初から正社員として勤務することが難しいケースもあります。
企業のなかには正社員登用制度を設けているところもあるため、まずはパート・アルバイト・契約社員などで経験を積みながら、正社員を目指すことも一つの手段といえます。
3-3. 仕事に役立つ資格を取得する
すぐに転職先を見つけなければいけないという方もいらっしゃると思いますが、もし可能であれば仕事探しと併行して業務に生かせる資格取得を目指すこともよいでしょう。
たとえば、ドライバー職であれば該当する運転免許を、介護職であれば介護職員初任者研修など、仕事に携わるうえで必須となる資格があります。
就職後に研修などを通して資格取得できるケースもありますが「資格取得に向けて勉強中」と伝えることも企業へのアピールポイントとなり、採用選考で有利に働くかもしれません。
未経験の職種に挑戦する際も、就職前に資格取得に向けて勉強を進めておけば、仕事への理解を深めることができるでしょう。
4. まとめ
近年は転職市場にも変化が見られ、40代でも転職先を見つけやすくなっています。
ただし、やみくもに応募しても採用される可能性は低いため、自身の経歴などをしっかり見直し、前向きに有用性をアピールすることが重要です。
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