優秀な役員運転手は秘書的スキルのある人材!共通する5つのスキル紹介

2021.10.20

 

役員運転手の仕事は、ただ単に役員を目的地まで送迎することだけではありません。

 

役員のスケジュールを把握し、業務が滞りなく進むようにバックアップすることが仕事です。

 

そのため役員運転手は「運転をメインとする秘書」ともいえます。

 

優秀な役員運転手は、持っているスキルも秘書と共通しています。

 

(優秀な役員運転手のもっているスキル)

・ビジネスマナー

・守秘義務の徹底

・細やかな気遣い

・言葉遣い

・身だしなみ

 

ここでは優秀な役員運転手の持っている秘書的スキルと、雇用する方法をご紹介します。

 

1. 役員運転手の業務

 

まずは役員運転手の仕事を確認しておきましょう。

 

役員運転手の業務の基本は、社用車を運転して担当する役員を目的地まで送迎することです。

待機時間が長く、その間は車の清掃や整備などを行います。

 

ほかにも能力のあるドライバーは、待機時間中に渋滞情報や道路工事の最新情報を入手し、次の移動先へのルート検索を行っています。

 

よく行く場所でも時間帯や曜日、事故などが理由で同じルートでもかかる時間は変わるでしょう。

スケジュールの時間を確認し、どの程度時間に余裕があるのかによってルートを選ぶドライバーもいます。

 

スケジュールを把握しているという点では、役員運転手は秘書にも似ています。

 

「運転を専門とする秘書」とも言えそうです。

 

2. 優秀な役員運転手は秘書的スキルを持っている

役員運転手にとって、運転技術はあって当然のスキルです。

 

それ以外にも優秀な役員運転手が身につけているスキルがあります。

 

(優秀な役員運転手が身につけているスキル)

・ビジネスマナー

・守秘義務の徹底

・細やかな気遣い

・言葉遣い

・身だしなみ

 

これらは秘書にとっても必要なスキルだと言えます。

 

役員運転手と秘書は仕事上、自分よりも身分が上の方を相手にすることが多く、失礼があってはいけない職種です。

また自ら表立って働くことはありませんが、役員を陰から支える重要な業務を担っています。

 

共通点が多いため、求められるスキルも似ているのです。

 

秘書はともかく役員運転手ならそこまでのスキルは必要ない、と考える方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし有能な役員運転手は、担当する役員をお客様のつもりで接しています。

お客様に対して失礼があってはいけないため、これらのスキルを身につけているのです。

 

また取引先の方が社用車に役員と同乗したり、話をさせていただいたりする機会があるかもしれません。

そう考えると、これらのスキルが決して無駄ではないと言えるでしょう。

 

2-1. ビジネスマナー

 

ビジネスマナー」は社会人なら誰にでも身につけていたいスキルですが、残念ながら必ずしも誰でも身についているわけではありません。

 

ビジネスマナーとは名刺の渡し方や電話の応対、失礼にならないメールの送り方など、コミュニケーションを必要とする仕事には必要不可欠なスキルです。

 

しかしこれらをしっかりと教育してくれる企業はそれほど多くありません。

そのためビジネスマナーが身についていない社会人も少なからずいるようです。

 

最近では役員運転手も、スマートフォンで仕事の連絡を受けるようになっています。

電話だけではなくLINEやメールなども活用するため、ビジネスマナーを身につけたスマートな応対ができる人材が求められています。

 

「報連相」を確実に行うことも重要です。

役員運転手は役員の業務がスムーズにできるよう、関係各所と連携をとりながら仕事を進めます。

 

トラブルに発展しないためにも「報告」「連絡」「相談」を怠るわけにはいきません。

 

2-2. 守秘義務の徹底

 

役員運転手は車内で耳にした内容は、一切口外してはいけません。

 

役員は会社の重要な機密事項や、これから売り出す商品やサービスについての詳細を知っています。

移動中に電話でそういった話題を口にすることもあるかもしれません。

 

役員運転手がたいしたことはないと思い誰かに話したことが、会社の売り上げに関わるような問題に発展する可能性もあります。

 

当然役員のプライベートなことも口外厳禁です。

 

守秘義務の徹底」は社内外関係なく、どんな相手に対しても同様です。

 

2-3. 細やかな気遣い

 

秘書は役員に最も近い位置で、役員の業務を目にしています。

次に何をしようとしているのか、何がほしいと思っているのかを即座に判断し、言われる前に行動できるスキルが、役員の仕事を潤滑に回す手助けになります。

 

それは役員運転手も同様です。

 

移動中は運転のみしていればよいわけではありません。

常に後部座席の役員の動向に気を回し、「細やかな気遣い」をする必要があります。

 

たとえば役員が車内で寒そうにしているようであれば、空調を調整する、書類に目を通しているようであればトンネルを避けるといった気遣いのできる人材が理想です。

 

2-4. 言葉遣い

 

社会人として、敬語を使うのは当然ですが、「丁寧語」「尊敬語」「謙譲語」を混同して使っている人が多く見受けられます。

 

言葉遣い」がしっかりしている人は好印象を抱かれやすく、評価も高まります。

 

社内外で社会的に影響力のある方と接する機会が多いため、秘書や役員運転手は身につけておくべきスキルです。

 

2-5. 身だしなみ

 

役員運転手がしわのあるスーツで磨かれていない靴を履いていれば、取引先で役員が恥をかいてしまいます。

 

いつどこで誰が見ているか分かりません。

華美でなく爽やかさを感じさせるような「身だしなみ」が必要です。

 

身だしなみは服装だけではありません。

 

髪型や髭も清潔感のあるように整えておく必要があります。

口臭や体臭などにも気を遣える人材がよいでしょう。

 

3. 既存の役員運転手には秘書検定

 

すでに役員運転手を雇用しているものの、ここまでのスキルがないとお悩みの場合は「秘書検定」を受けさせるのもおすすめです。

 

役員運転手は特殊な職種のため、社内で研修や教育を行うのは困難です。

 

秘書検定は秘書だけの資格ではありません。

社会人としての常識やマナーを身につけるにはぴったりの資格です。

 

実際役員運転手の派遣会社の中には、秘書検定の受験を推奨している会社もあります。

 

4. 秘書的スキルのある役員運転手なら派遣ドライバー

 

秘書的スキルが身についている人材を雇用したいのであれば、役員運転手の派遣会社に依頼することを検討してみましょう。

 

役員運転手の派遣会社ではさまざまな研修を行い、スキルを身につけさせています。

会社によって行う研修に差があるため、派遣会社のサイトや直接電話で問い合わせるなどして確認するとよいでしょう。

 

研修内容が充実しており、優秀な人材が派遣されると評判がよいのはセントラルサービスです。

 

運転技術だけでなくビジネスマナー・気配りの方法・身だしなみなど多岐にわたる研修を行っています。

 

都内を中心に役員運転手を派遣、請負している会社のため、都内の会社で興味がある方は問い合わせてみましょう。

 

5. まとめ

 

役員運転手の業務は運転だけではありません。

役員の仕事がスムーズに進むように陰から手助けする必要があります。

 

そのようなときに必要なのが、5つのスキルです。

仕事ができる役員運転手はもれなくこの秘書的なスキルが身についています。

 

(優秀な役員運転手のもっているスキル)

・ビジネスマナー

・守秘義務の徹底

・細やかな気遣い

・言葉遣い

・身だしなみ

 

これらのスキルがあれば、役員の業務を滞りなく進める手助けになり、社外でも恥ずかしくないふるまいができます。

 

これから役員運転手の雇用を考えている企業の方は、ぜひこれらのスキルがあるかどうかを意識して雇用しましょう。