役員運転手は派遣がおすすめ!費用・サービス内容・メリット紹介
2021.08.25
役員運転手とは、社長や役員を目的地まで送迎することが仕事です。
ただし必要なのは運転技術だけではありません。
多くのスキルを身につけ、ホスピタリティー溢れるサービスを提供できるドライバーこそが、優れた役員運転手と言えます。
優れた役員運転手を育てるには研修が必須です。
しかし自社雇用では、よほど規模の大きい会社でなければ、手厚い研修は難しいのではないでしょうか?
細部にわたり研修を行っている派遣の役員運転手はまさに役員運転手のプロ。
「派遣の役員運転手って自社雇用よりいいの?」
こういった疑問を持っている方のために、今回は派遣の役員運転手のメリットや費用、受けられるサービスをご紹介します。
Contents
1、役員運転手の派遣とは?
派遣会社の中には、役員運転手専門の会社があります。
派遣会社ではさまざまな研修を行っており、高いスキルを身につけたドライバーを派遣してもらえます。
《研修内容の例》
・高度な運転技術
・ビジネスマナー
・守秘義務の徹底 など
運転技術のみならず、なかなか教わるチャンスのない社会人としてのマナーを教えている会社もあります。
ただし研修内容は、派遣会社によって違います。
ドライバーの質が違うことも考えられるため、気になるようであればどういった研修を行っているのか確認してみるといいでしょう。
1-1. ハイヤーと派遣の役員運転手の違い
役員運転手と似たような業種にハイヤーの運転手があります。
どちらも仕事自体は目的地までお客様を送迎することで変わりはありません。
しかしこの二つのドライバーには大きな違いがあります。
ハイヤー | 役員運転手 | |
免許 | 普通自動車第二種運転免許 | 普通自動車第一種運転免許 |
利用車両 | 営利目的の緑ナンバーの車両 | 白ナンバーの社用車 |
派遣内容 | ドライバーと車がセット | ドライバーのみ派遣 |
ハイヤーの場合は、ハイヤー会社へ出社し車とともにお客様のもとへ向かい、業務終了後は再度車でハイヤー会社へ戻ってから帰宅します。
役員運転手はそのままお客様の会社へ出社し、業務終了後は社用車をお客様の会社に戻し帰宅します。
料金的にはハイヤーは「車+ドライバー」の料金を請求するため、「ドライバーのみ」の役員運転手と違って割高です。
1-2. 派遣の役員運転手のサービス内容
ほとんどの派遣会社で社用車の整備や点検、燃料補充などは通常業務の一環として行います。
またドアの開閉や降雨時に傘をさしかけるといった行為も、役員運転手の業務です。
問題は役員運転手の業務外の仕事を行えるかどうかです。
自社雇用の役員運転手の場合、待機時間に他の業務を頼むこともあるでしょう。
派遣の役員運転手は運転以外一切受け付けない場合や、簡単な買い物やクリーニングの受け取り程度ならやってもらえる場合があります。
どこまでできるかは派遣会社によって規定があります。
2、派遣の役員運転手の料金は?
さらに派遣の役員運転手で気になるのはコスト面。
派遣の場合たまに利用するだけの「スポット契約」と、会社の正社員同様に毎日利用する「月極契約」があります。
ではそれぞれの料金を確認してみましょう。
ここでは東京を中心としたサービスを行っている役員運転手の派遣会社5社の料金をもとにご紹介します。
2-1. スポット契約
役員運転手の稼働がひと月の半分以下の場合は、スポット契約を検討しましょう。
スポット契約の場合、細かく時間を区切って料金設定されている場合や、1日のみで設定されている場合があります。
平均的には1日20,000円~40,000円程度。
中にはそこに、走行した分の「走行料」が加算される場合もあります。
ただし派遣会社によっては、月極契約しかないところも。
あらかじめ確認してから依頼しましょう。
2-2. 月極契約
役員の自宅への送迎や移動が頻繁な場合など、月の半分以上役員運転手が必要な場合は、月極契約がいいでしょう。
料金は1ヶ月およそ400,000円~。
ドライバーの条件や社用車の種類、土日祝日に稼働があるかどうかなどで変動します。
月極契約の場合1年契約が必要など細かい規定がある派遣会社もあります。
3、派遣の役員運転手のメリット
派遣の役員運転手はハイヤーと比べてコストが抑えられることが分かりました。
ではその他にはどのようなメリットやデメリットがあるのか確認してみましょう。
まずは派遣の役員運転手を雇用した場合のメリットです。
《派遣の役員運転手のメリット》
・自社雇用よりも採用までにかかる時間が短い
・自社で雇用するよりも割安
・教育が行き届いている
・理想のドライバーを派遣してもらえる
1つずつ詳しく解説していきます。
3-1. 自社雇用よりも採用までにかかる時間が短い
自社雇用では求人サイトやハローワークに募集をかけることに始まり、書類選考や面接と採用決定までにかなりの時間を要します。
派遣の場合は希望を伝えればそれに合ったドライバーを紹介してもらえるため、スピーディーに決定できます。
3-2. 自社で雇用するよりも割安
自社雇用した場合、一人を雇用するためにかかる金額は基本給だけではありません。
健康診断などの福利厚生費・退職金の積み立て・交通費・家族手当などさまざまな金額がプラスされます。
それらの費用が派遣であれば一切かかりません。
派遣会社に依頼を検討するのであれば、自社雇用で一人にかかる給与や必要経費と比較して考えてみましょう。
3-3. 教育が行き届いている
自社雇用でやらなければならない採用・教育は、派遣であれば必要なくなります。
それだけでも必要経費や担当者の負担が減るため大きなメリットとなります。
とくに教育に力を入れている派遣会社も多いため、安心して役員の命を預けられるでしょう。
3-4. 理想のドライバーを派遣してもらえる
自社雇用の場合、英語対応ができるドライバーや女性のドライバーがいいといった希望があっても、なかなか理想的な人材に巡り合えないことがあります。
しかし派遣の場合は多くのドライバーの中から選りすぐりの人材を派遣してもらえるため、希望の人材にめぐり合いやすいのです。
4、派遣の役員運転手のデメリット
ではデメリットはどういったことが考えられるでしょうか?
《派遣の役員運転手のデメリット》
・場合によっては高くつくことがある
たまにしか役員運転手を利用しないのであれば派遣はとてもコスパがいいのですが、繁忙期などにスポットを何度も依頼してしまうと逆に高くついてしまう場合もあります。
その場合は1か月間だけでも月極契約を依頼してみるといいでしょう。
それ以外にデメリットはほとんどありません。
5、おすすめの役員運転手派遣会社
多くの派遣会社がありますが、その中でもおすすめの会社をご紹介します。
「セントラルサービス」は東京都内に3か所営業所を置く役員運転手の派遣会社です。
おすすめの理由は、研修内容の手厚さです。
運転技術だけでなくビジネスマナーやみだしなみ、運行ルートの設定方法などなかなか教育しにくい部分までしっかりと研修を行っています。
これだけの研修を行っているドライバーなら安心して任せられるはずです。
都内で優れた役員運転手をお探しの方は検討してみてはいかがでしょうか。
料金は月極契約で440,000円(税込)~。
スポット契約の場合は、4時間まで・9時間までと2パターンに分かれています。
車種によりますが、17,600円(税込)~/4時間・24,200円(税込)~/9時間。
ここに走行料が1㎞ごとに加算されます。
6、まとめ
派遣の役員運転手は運転技術だけでなく、ビジネスマナーや守秘義務の徹底などさまざまなスキルを身につけたプロのドライバーです。
コストが自社雇用するよりも安上がりに済み、採用の手間もかからず、条件にあったドライバーを探しやすいといったメリットがあります。
メリットが多いわりにデメリットは「費用が高くなることもある」というだけで、事前に自社雇用した場合の経費を計算しておけば回避できます。
自社雇用するか派遣に依頼するか悩んでいるのであれば、ぜひ一度試してみましょう。