40代で運転手に転職できる?おすすめの職種や免許・資格を紹介
2024.02.29
40代で運転手に転職するのは、難しいことではありません。
車を運転するために必要な資格があれば、トラックやバス、タクシーなどの運転手も目指せます。
この記事では、具体的な運転手の職種について、働き方や業務内容を紹介します。
転職の際に必要な免許・資格についても解説しますので、転職を検討する際はぜひ参考にしてください。
Contents
1. 40代で運転手に転職したい方におすすめの仕事
40代で運転手に転職したい方におすすめの仕事は、以下の4つです。
・役員運転手
・トラック運転手
・バス運転手
・タクシー運転手
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1-1. 役員運転手
役員運転手とは、企業の役員や重役のお客様の送迎を担当する運転手です。
トラックやバス、タクシーの運転手と比べると、限られたお客様しか乗せない運転手のため、名前を耳にする機会は少ないでしょう。
しかし、乗用車の運転に必要な普通自動車第一種免許のみで就ける仕事のため、運転の仕事が初めての方にも向いています。
役員運転手が運転する車は、お客様が所有する社用車や自家用車です。
そのため、トラックやバスのような大型車ではなく、大型車の免許は必要ありません。
また、役員運転手が運転する車は旅客自動車に該当しないため、タクシーのような旅客自動車を運転するための普通自動車第二種免許も不要です。
基本的には送迎が発生する場合のみ運転をするため、しっかり休みも取れます。
バス運転手、タクシー運転手と同様、残業が少ないことも特徴です。
1-2. トラック運転手
一口にトラック運転手といっても、トラックの大きさや運ぶ距離などによって違いがあります。
トラックの大きさは、おもに以下の3種類です。
・小型トラック(2トン)
・中型トラック(4トン)
・大型トラック(10トン)
トラックの大きさが大きくなればなるほど、運転する距離も長くなる傾向があります。
大型トラックは運転距離が長く、拘束時間も長いため、その分給料も高くなる場合が多いです。
一方、小型トラックの場合、運転時間は短いですが荷物の積み下ろしが多いこともあります。
また、トラックのサイズが変わると、必要な運転免許も変わるのが特徴です。
一般的には、まず小型トラックからスタートし、徐々により大きいトラックへとステップアップしていく流れとなります。
1-3. バス運転手
バス運転手は、路線バスや観光バスなど、さまざまなバスを運転します。
路線バスなどの運転手の場合は、バスも大型になるため、トラックのように大型車の運転免許が必要です。
特徴は、同じルートを運転するケースが多いこと。
たとえば、路線バスは毎日同じルートで運行しています。
そのため、トラック運転手やタクシー運転手のように、あらゆる道を覚えたり道路に詳しくなったりする必要性が、あまり高くはありません。
観光バスの場合も、ツアーは基本的に決められたルートを回るため、慣れない道を走ることは少ないでしょう。
また、時間通りに運行するため、残業が少ないことも特徴です。
地域の路線バスの場合は地域の人々と交流する機会もあり、人と接するのが好きな人にも向いています。
1-4. タクシー運転手
タクシー運転手は、トラックやバスに比べると、大きな車を運転する機会がほぼありません。
一般的なタクシーは乗用車サイズであり、タクシー運転手には大型車の運転免許を求められることもないからです。
しかし、タクシー運転手には普通自動車第二種免許の取得が求められます。
そのため、乗用車の運転に必要な普通自動車第一種免許のみで就ける仕事ではないので注意しましょう。
タクシー運転手は基本的にシフト制で働き、日勤と夜勤があります。
休みをしっかり取れる場合が多く、残業もほぼありません。
運転距離もお客様次第ではありますが、長距離をタクシーで移動する方は少ないため、極端に長くなることはないでしょう。
お客様と会話する機会も多く、人と話すことが好きな方にもおすすめです。
2. 40代で運転手に転職するために免許・資格は取得しておくべき?
40代で運転手に転職するためには、普通自動車を運転できる普通自動車第一種免許は必須です。
その他の運転免許については、余力があれば取得しておくとよいでしょう。
なぜなら、普通自動車第一種免許を取得していれば、役員運転手に転職できるからです。
その他の運転手を目指す場合や運転手としての転職先の選択肢を広げたい場合は、複数の免許・資格の取得をおすすめします。
運転手を目指す際に取得しておいた方がよい免許・資格には、おもに以下のようなものがあります。
・普通自動車第二種免許
・大型二種自動車運転免許
・中型自動車免許
・大型自動車免許
・けん引免許
・危険物取扱者
普通自動車第二種免許はタクシー運転手に必須の資格、大型二種自動車運転免許はバス運転手に必須の資格です。
また、中型自動車免許や大型自動車免許は、トラック運転手を目指す場合に取得しておくとキャリアアップに繋がります。
けん引免許は、けん引装置のある普通・準中型・中型・大型・大型特殊のいずれかのけん引車で、車両総重量750kg以上の車をけん引できる免許です。
けん引免許があると、トレーラーをけん引することができ、より多くの人や物を運べます。
そのため、スキルを磨いて収入アップを目指すのであれば、けん引免許を取得しておくのがおすすめです。
危険物取扱者の資格は、トラック運転手の中でも、おもに燃料輸送を行う場合に必要となります。
トラック運転手としての仕事の幅を広げたい場合は、取得しておくとよいでしょう。
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「プロドライバー・運転手になるには?必要な免許・資格・心得をご紹介」
3. 40代で未経験でも運転手に転職できる?
40代で運転手業務が未経験でも、運転手に転職は可能です。
必要な資格さえあれば、誰でも目指せます。
現状、ドライバー業界は人手不足が深刻です。
2024年1月30日付の厚生労働省による「一般職業紹介状況」では、自動車運転従業者の有効求人倍率(求職者1人あたりの求人数の割合)は2.79となっています。
これは「1人あたり約3件の求人がある」ということであり、運転手が不足していることを示しています。
しかし、この現状は求職者にとっては朗報です。
求職者にとっては選べる企業が多いということであり、就職しやすいといえます。
運転手の仕事には、普通自動車第一種免許を取得していれば就業可能なものもあります。
たとえば、役員運転手です。
役員運転手は普通自動車第一種免許のみで始められるため、未経験者にも向いています。
また、運転業務を行う企業の中には「普通自動車第一種免許を取得していれば採用しており、入社後に必要な免許取得を支援している」という企業もあります。
そのため「40代で未経験だから」と諦める必要はありません。
運転の仕事に興味がある方は、ぜひ挑戦してみましょう。
4. まとめ
40代での運転手への転職は、必要な資格があれば可能です。
運転手への転職は、普通自動車第一種免許が必須となります。
また、トラック・バス・タクシーなどの運転手を目指す場合は、普通自動車第一種免許に加えて複数の運転免許の取得が必要です。
同じ運転手といっても職種は複数あり、特徴もさまざまですので、自分にあった働き方を選びましょう。
運転の仕事が未経験の場合は、普通自動車第一種免許のみで就ける仕事がおすすめです。
普通自動車第一種免許のみで就ける仕事には、たとえば役員運転手があります。
複数の免許・資格を取るのは時間と費用がかかるため、まずはすぐに始められる役員運転手のような仕事を始めて、検討してみるとよいでしょう。
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